くにたち馬飼舎へ ようこそ!

ジャックとダンディのパンフレット、新作!
どんなところ?2頭と何ができるの?ジャックとダンディってどんな馬?どうやって行くの?などなどを、わかりやすく、盛りだくさんなご案内です! 2017.8更新

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2018年8月19日 (日)

葉山ハーモニーガーデンへ!⑧ ‐道中記‐

くにたちから葉山へのルートは、中央道から環八、第三京浜へと乗り継ぐのが一般的。でも、下山様が教えて下さった「おすすめルート」は、圏央道と海岸沿いの国道を乗り継ぐ「郊外型」。都内は混むし、ジャックとダンディにとっても良い景色ではないし、と温かなお心遣いをいただいた形です。そして、レッスンするにも、渋滞回避のためにも早朝の到着を、とのアドバイスも。

仰るとおり、と当日朝は5時出発で、7時到着を目指すことにしました。飼育員はそれぞれ、まだ月の煌々と照るうちに自宅を出て、くにたち馬飼舎集合は4時半。

日頃飼育員がやってくるまで数時間はある時刻。2頭はまだぼんやりした寝ぼけ顔でした。前の日に、出かけるばかりに支度しておいた馬運車にすぐさま2頭を乗せて、顔下に朝の餌をセット。普段、1時間ほどをかけて食べる量なので、朝餌の間に道中の半分は移動できる寸法です。

国立府中インターから中央道を少し行くと、もう圏央道とのジャンクション。厚木・茅ヶ崎方面へ分岐して一路、南下する高速道は真新しくて走りやすいし、空いてるし、朝の空気はまだ涼しいし、で快適なドライブです。馬たちは下を向いて干し草を拾っては、顔をあげ、窓の外を見ながら咀嚼したりしていて、のどかなもの。あっという間に茅ヶ崎海岸出口に着きました。ここまでが丁度、1時間くらい。湘南、近いです!

ここからは、海沿いをひた走る国道134号線を東進。朝日に向かって走ります。新江ノ島水族館近くでコンビニ休憩。車外は海辺らしい濃い陽ざしで、今日も暑くなりそうです。

馬運車の中では、運転席側がダンディの、助手席側がジャックの定位置。なので、往きはダンディが海側、復路はジャックが海側です。オーストラリアの東海岸からさほど遠くないカーブルックという町で生まれた2頭だけど、そこは港町というわけではないし、日本に来るのに海寄りのブリスベーン空港から飛行機に乗ったはずだけどコンテナに載せられていたというし、で、海を見るのはたぶん、これが初めてのはず。どんな反応かしらと少し期待しましたが、朝の相模湾は穏やかで波がしらも立たず、一面の、空を映した青。ダンディの目にはどう見えたのか、これといった感慨もないようすで、ま、だいたいがこんな調子の馬、です。

鎌倉を過ぎて逗子に入るころから丘陵の裾と海岸が接するような地形に変わり、いわゆる、逗子や葉山のマリーナらしい景色に。目的地はもうすぐ、です。下山様からは、「分かりにくかったら、連絡ください!」と細やかなお心遣いのメッセージが届きます。

国道から山側に折れると細い道が分かれていて、少し迷いました。急坂を目の前にして「こっちでいいのかな?」と不安になり麓の竹林で作業なさっている方に訊くことに。葉山ハーモニーガーデンのパンフレットを指して「ここへ行きたいんですが...」というと、怪訝そうだったその方が、パンフの馬の写真を見るなり、「あぁ、ウマ?ウマならここ、あがってったとこ!」と力強く教えて下さいました。そのようすから、ウマたちがすっかり地元の方々にお馴染みなのが分かりました。

丘の裾を巻くような急坂をあがると、下山様ご一家が手を振って出迎えて下さるのが見えました!思わず、お久しぶりです!と、ホントに来ちゃいました!とが混ぜこぜの「おはようございます!」になりました。

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下山家の母屋前に馬運車が着くと、隣接する厩舎のタロウとルーカスも出迎えてくれてました!瓦屋根の立派な厩舎!和の建築は夏、涼しくて、冬、暖かく、ウマに優しい建物だし、何より、鹿毛(で良いのかな?)の2頭に良く似合います。いいなぁ!

このあとすぐ、ジャックとダンディとが代わる代わるご挨拶に行って、葉山ハーモニーガーデンでの濃い半日が始まることになるのですが、そのことはもう、詳しく書いたので、良かったら前の記事をご覧くださいな。

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朝、ジャックとダンディが挨拶に行った時には厩舎の中で引っ込み思案にしていたルーカス(奥)も、帰る支度をするころには、気にして顔を出してくれました!次は、一緒に馬場を駆けられたら楽しいね!今日は、ジャックとダンディへの気遣いから、厩舎を出ずじまいでごめんなさい!

楽しい半日があっという間に過ぎ、そろそろ夕方の渋滞が気になる時間に。お別れを惜しみつつ、2頭と飼育員は帰途に着きました。去りゆく馬運車を見送るようにシャッターを切って下さった一連の画像、「さようなら~!」の声が聞こえるようです。次にこの坂を上る日はそう遠くない、と飼育員は思いました。

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帰路も往きと同じルートを辿り、海側になったジャックは、夕方の白波立つ海に少し目を見張ったりしていて、何かを感じたよう。振り返れば、海を見たことも、長いドライブも、葉山ハーモニーガーデンでのたくさんの体験も、タロウとルーカスとの出会いも、この半日の全てがジャックとダンディにとって新鮮で心地よい刺激だったようです。

午後2時過ぎに葉山を出発し、夕方4時半ころ、くにたち馬飼舎に帰り着きました。帰りの車の中では、首を下げて休んだりもしていた2頭ですが、往きよりも熱心に車窓の景色を眺めていて、やはりこの半日の経験が2頭の好奇心を高めたように感じました。

葉山ハーモニーガーデンの皆さま、温かなお誘いと篤いおもてなし、細やかなお心遣いの数々、何から何まで、本当にありがとうございました!また、伺わせてください!

☆画像提供:株式会社葉山ハーモニーガーデン

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2018年8月17日 (金)

葉山ハーモニーガーデンへ!⑦ ‐ジャック&ダンディとの絆その3 これから‐

葉山ハーモニーガーデンには2頭の駿馬がいます。タロウ(対州馬)とルーカス(中間種)です。タロウは13歳、ルーカスは17歳でともにオス。(詳しくはこちら https://hayama-harmonygarden.com/
ジャックとダンディの乗った馬運車が着くのを下山様ご一家と一緒に出迎えてくれました。間近で会うとやっぱり大きくて、ウマらしい存在感を放っています。より大型のルーカスの方が強気なのかな?と思うと、そうではないそうで、初めて出会う小さなジャックとダンディにも怖さが先に立ち、厩舎の中をそわそわと回ってお顔を出す余裕がないようす(さらに詳しくは葉山ハーモニーガーデンのブログで /hayama-harmonygarden.com/2018/08/02/ )。一方のタロウは好奇心の方が先に立つタイプとのこと、同じく興味津々のダンディがまずあいさつに行きました。

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上の画像がまさにファーストコンタクト。数秒後が下、です。タロウの耳と鼻先に緊張が見えたものの、すぐコミュニケーションが始まったようです。

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お互いの耳がまっすぐ前を向いて、受容し合っているようにも、間合いを測り合ってるようにも見えます。

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次いでジャックとのファーストコンタクト。なんだかお互いに緊張が少なく平和な感じです。

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数秒前の上の画像とあまり変化がなく、最初から張りあう空気のない友好的なムードかも。

馬は群れで暮らす生きものなので、互いのコミュニケーションはとても細やかだし、他者との関係でキャラクターが決まってくる面もあるようです。たとえば、ジャックとダンディは長く2頭きりで暮らしてきたけれど、他の馬に出会うチャンスがあると、普段はダンディに甘えてばかりのジャックが、その馬とダンディとの仲を取り持とうとして調整役を演じたり、普段はない大人っぽい振る舞いを見せたりするのです。群れのメンバーとの関係や環境に応じて、いろんな面が多彩に引き出されるのだとしたら、ウマとしても様々なシーンに出会える方が楽しいし、豊かな生だと思うのです。飼育員としても、馬たちの色々な面が見られたら楽しいし、タロウとルーカスにも役立てるならとても幸せなことです。

今回は、まだ初めてだからということで、タロウとルーカスは厩舎に入ったままだったのですが、これから一緒の時間を積み重ねていって、「群れ」の絆を作って行けたら嬉しいです。4頭で馬場を駆け回れたら、それは素敵な騒ぎになりそうだし、普段はそれぞれ2頭で支えているものを、4頭で分かち合ってラクな気持ちになれるのかも知れないし。

そうして、くにたちのジャックとダンディが、「タロウとルーカス、どうしてるかな?」と葉山に想いを馳せるような関係が創れたら、と夢は膨らむのです。

絆編は今回で終わり、次回は道中記、を。

☆画像提供:株式会社葉山ハーモニーガーデン

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2018年8月16日 (木)

葉山ハーモニーガーデンへ!⑥‐ジャック&ダンディとの絆その2 2018.8.1という日‐

葉山から届いたパンフレットには、グランドワークについて「馬に乗らずに地上で馬のボディランゲージを読みとり、私たち人間もボディランゲージで馬とコミュニケーションを図る、馬の心理学と行動学に基づいたトレーニング方法です」との説明や、「ホースハーモニーは新しく考案されたメソッドです。ホースとボディランゲージで対話しながら心を通じ合わせ、一緒に歩くだけで感動的な体験ができます」という星山先生のコメントが盛り込まれていて、飼育員は惹きつけられました。(プログラムなどについて詳しくはこちら https://hayama-harmonygarden.com/  )

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2018.8.1朝 馬運車から降りたばかりのジャックをタロウとルーカスが出迎えてくれています 

というのも、飼育員がジャックとダンディに出会い、活かしてい行く道を模索し始めた14年前から、「ふれあい」や「セラピー」が常に念頭にありました。小さい馬であること、穏やかな性質、親しみやすさ、車での移動が容易なこと、などなど、2頭の特徴を活かすには最良の道に思えたからです。飼育員に乗馬経験がないこともあって「乗馬」にこだわりはなく、それよりも、ずっと昔から人間の伴侶だった馬との心の絆を改めて取り戻すような体験に活かしたい、との想いを温めてきました。ところが、「ホースセラピー」というと、厳密さを追求するにしてもカジュアルに流れるにしても、つかみどころのない感じで、「これだ!」と思えるメソッドやプログラムに出会えないままでした。そうこうするうち、2頭は16歳になり、それぞれ成長を遂げてコミュニケーションに長けた面を見せ始め、コンビネーションにも磨きがかかり、次なる展開への扉をひらく機は熟しつつあったのです。

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馬運車を降りて憧れの本格馬場へ 

そんなとき、葉山ハーモニーガーデンのオリジナルメソッドである「グランドワークによるホースハーモニー」の詳細にふれて、まさに、「これだ!」と感銘を受けました。その旨をお伝えすると、絶妙なタイミングで下山様から、「大塚千晶さんは素晴らしい先生です。ぜひ一度、うちでレッスンを受けてみませんか?」とお誘いをいただいて、迷わず出かけることにしたのです。今までにない遠出、初めての場所、と心配もありましたが、一方で、この旅で2頭と私たちが出会う新しいことへの期待はとても大きく、きっと時代を画す旅になると、確信にも似た思いもありました。

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もうこんな時間 そろそろ帰らなきゃ、と馬場を後にする2頭 

グランドワークのレッスンは、期待をはるかに超えた新たで豊かな知見を授けてくれました。ジャックとダンディに秘められた高い知性と豊かな感性、本格馬場で一層映えるバランスの良いプロ―ポーションと走る姿の美しさ、お出かけ慣れした落ち着きなどなど、先生や下山様ご夫妻から嬉しいご感想もたくさんいただきました。そして何より、馬の知性と感性に働きかけ、馬の意思を尊重してコミュニケーションを楽しもうとする大塚先生と下山様ご夫妻の姿勢、豊かで温かなお心がとても魅力的でした。これこそが私たちの目指したい道、です。やっぱり、この日を境に、私たちと2頭は新しい時代に入ったように思います。

思えば、昨年5月、くにたち馬飼舎で初めてお会いし、私たちの姿勢を見ていただいたとき、「いろんな乗馬クラブに見学に行ったけど、ここが一番、私たちのやりたいことに近いです!」と仰って下さった下山様ご夫妻。同じ想いで一緒に目指して行く、そんな葉山ハーモニーガーデンとくにたち馬飼舎の結びつきのことを改めて思いました。馬たちを囲んで、緩やかな連帯と確かな連携を結んで行けたら、こんなに嬉しいことはありません。

そんなわけで、2018.8.1は、ジャックとダンディのグランドワーク記念日であり、葉山ハーモニーガーデンとのフレンドシップの始まりの日であり、飼育員の行くべき道が照らされた記念すべき日になりました。葉山ハーモニーガーデンの皆さま、本当にありがとうございました!今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

次回は、葉山ハーモニーガーデンの駿馬、タロウとルーカスとの出会いやこれから楽しみなこと、などを書きますね。

☆画像提供:株式会社葉山ハーモニーガーデン

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