« 葉山ハーモニーガーデンへ!⑦ ‐ジャック&ダンディとの絆その3 これから‐ | トップページ | 葉山ハーモニーガーデンへ!⑩ ‐余話その1 コンビネーション‐ »

2018年8月19日 (日)

葉山ハーモニーガーデンへ!⑧ ‐道中記‐

くにたちから葉山へのルートは、中央道から環八、第三京浜へと乗り継ぐのが一般的。でも、下山様が教えて下さった「おすすめルート」は、圏央道と海岸沿いの国道を乗り継ぐ「郊外型」。都内は混むし、ジャックとダンディにとっても良い景色ではないし、と温かなお心遣いをいただいた形です。そして、レッスンするにも、渋滞回避のためにも早朝の到着を、とのアドバイスも。

仰るとおり、と当日朝は5時出発で、7時到着を目指すことにしました。飼育員はそれぞれ、まだ月の煌々と照るうちに自宅を出て、くにたち馬飼舎集合は4時半。

日頃飼育員がやってくるまで数時間はある時刻。2頭はまだぼんやりした寝ぼけ顔でした。前の日に、出かけるばかりに支度しておいた馬運車にすぐさま2頭を乗せて、顔下に朝の餌をセット。普段、1時間ほどをかけて食べる量なので、朝餌の間に道中の半分は移動できる寸法です。

国立府中インターから中央道を少し行くと、もう圏央道とのジャンクション。厚木・茅ヶ崎方面へ分岐して一路、南下する高速道は真新しくて走りやすいし、空いてるし、朝の空気はまだ涼しいし、で快適なドライブです。馬たちは下を向いて干し草を拾っては、顔をあげ、窓の外を見ながら咀嚼したりしていて、のどかなもの。あっという間に茅ヶ崎海岸出口に着きました。ここまでが丁度、1時間くらい。湘南、近いです!

ここからは、海沿いをひた走る国道134号線を東進。朝日に向かって走ります。新江ノ島水族館近くでコンビニ休憩。車外は海辺らしい濃い陽ざしで、今日も暑くなりそうです。

馬運車の中では、運転席側がダンディの、助手席側がジャックの定位置。なので、往きはダンディが海側、復路はジャックが海側です。オーストラリアの東海岸からさほど遠くないカーブルックという町で生まれた2頭だけど、そこは港町というわけではないし、日本に来るのに海寄りのブリスベーン空港から飛行機に乗ったはずだけどコンテナに載せられていたというし、で、海を見るのはたぶん、これが初めてのはず。どんな反応かしらと少し期待しましたが、朝の相模湾は穏やかで波がしらも立たず、一面の、空を映した青。ダンディの目にはどう見えたのか、これといった感慨もないようすで、ま、だいたいがこんな調子の馬、です。

鎌倉を過ぎて逗子に入るころから丘陵の裾と海岸が接するような地形に変わり、いわゆる、逗子や葉山のマリーナらしい景色に。目的地はもうすぐ、です。下山様からは、「分かりにくかったら、連絡ください!」と細やかなお心遣いのメッセージが届きます。

国道から山側に折れると細い道が分かれていて、少し迷いました。急坂を目の前にして「こっちでいいのかな?」と不安になり麓の竹林で作業なさっている方に訊くことに。葉山ハーモニーガーデンのパンフレットを指して「ここへ行きたいんですが...」というと、怪訝そうだったその方が、パンフの馬の写真を見るなり、「あぁ、ウマ?ウマならここ、あがってったとこ!」と力強く教えて下さいました。そのようすから、ウマたちがすっかり地元の方々にお馴染みなのが分かりました。

丘の裾を巻くような急坂をあがると、下山様ご一家が手を振って出迎えて下さるのが見えました!思わず、お久しぶりです!と、ホントに来ちゃいました!とが混ぜこぜの「おはようございます!」になりました。

Photo

下山家の母屋前に馬運車が着くと、隣接する厩舎のタロウとルーカスも出迎えてくれてました!瓦屋根の立派な厩舎!和の建築は夏、涼しくて、冬、暖かく、ウマに優しい建物だし、何より、鹿毛(で良いのかな?)の2頭に良く似合います。いいなぁ!

このあとすぐ、ジャックとダンディとが代わる代わるご挨拶に行って、葉山ハーモニーガーデンでの濃い半日が始まることになるのですが、そのことはもう、詳しく書いたので、良かったら前の記事をご覧くださいな。

Photo_2

朝、ジャックとダンディが挨拶に行った時には厩舎の中で引っ込み思案にしていたルーカス(奥)も、帰る支度をするころには、気にして顔を出してくれました!次は、一緒に馬場を駆けられたら楽しいね!今日は、ジャックとダンディへの気遣いから、厩舎を出ずじまいでごめんなさい!

楽しい半日があっという間に過ぎ、そろそろ夕方の渋滞が気になる時間に。お別れを惜しみつつ、2頭と飼育員は帰途に着きました。去りゆく馬運車を見送るようにシャッターを切って下さった一連の画像、「さようなら~!」の声が聞こえるようです。次にこの坂を上る日はそう遠くない、と飼育員は思いました。

Photo_3

Photo_4

Photo_5

帰路も往きと同じルートを辿り、海側になったジャックは、夕方の白波立つ海に少し目を見張ったりしていて、何かを感じたよう。振り返れば、海を見たことも、長いドライブも、葉山ハーモニーガーデンでのたくさんの体験も、タロウとルーカスとの出会いも、この半日の全てがジャックとダンディにとって新鮮で心地よい刺激だったようです。

午後2時過ぎに葉山を出発し、夕方4時半ころ、くにたち馬飼舎に帰り着きました。帰りの車の中では、首を下げて休んだりもしていた2頭ですが、往きよりも熱心に車窓の景色を眺めていて、やはりこの半日の経験が2頭の好奇心を高めたように感じました。

葉山ハーモニーガーデンの皆さま、温かなお誘いと篤いおもてなし、細やかなお心遣いの数々、何から何まで、本当にありがとうございました!また、伺わせてください!

☆画像提供:株式会社葉山ハーモニーガーデン

|

« 葉山ハーモニーガーデンへ!⑦ ‐ジャック&ダンディとの絆その3 これから‐ | トップページ | 葉山ハーモニーガーデンへ!⑩ ‐余話その1 コンビネーション‐ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 葉山ハーモニーガーデンへ!⑦ ‐ジャック&ダンディとの絆その3 これから‐ | トップページ | 葉山ハーモニーガーデンへ!⑩ ‐余話その1 コンビネーション‐ »